産経Biz2017年2月4日号厚生クリニック福岡は福岡博多の地でED外来専門医療機関のパイオニアとして10年の実績があり、世に蔓延るEDED治療薬に対する誤った情報や誤解、ウソを正していく使命があると考えているが、一方で、当院の患者さんならびにED治療薬の服用を考えている方々にとって有意義な記事も積極的に取り上げ、理解向上に努めたいと願っている

今日、紹介するのは産経Bizオンラインのネット販売のED治療薬「半数以上がニセ物」 ゴミ溜めで製造、インクで着色… 死の危険性も」という記事である

バイアグラシアリスレビトラを製造する各メーカーは数年前から合同調査を行っているが、調査報告は個別に行っていた

ファイザー社のページ

日本新薬のページ

バイエル薬品のページ

今回4社合同で調査報告を行ったということは、それほどまでに偽造品が国内に持ち込まれ、健康被害や報告が上がってきているということに他ならない

 73歳で8人目の子供をもうけたロックスター、ミック・ジャガー氏ほどではないにしても“現役”にこだわるシニア・中高年層は多いようだ。インターネット通販には、こっそり若さを手に入れたい人たちを狙ったバイアグラなどED(勃起不全)治療薬の偽造品が蔓延。製薬会社の調査によると4割を占めるという。偽造品の服用には死を招くリスクさえある。「まずは医療機関の受診を」と製薬各社は強く呼びかけている。

プリンターのインクで着色

国内で販売されているED治療薬は、バイアグラとレビトラ、シアリスの3種類の先発医薬品とジェネリック医薬品(後発薬)。服用するには、医師の処方箋が必要だ。ただ個人輸入も黙認されており、「こっそり手に入れたい」「病院に入るのを見られたくない」などといった理由でネットを通じて購入する人も多いという。

そこで、ED治療薬を国内で製造販売するファイザーとバイエル薬品、日本新薬、日本イーライリリーの4社は昨年、通販サイトでED治療薬を実際に購入し鑑定した。

国内のサイトから発注した45種類と、日本人が偽造品販売に関係する事件があったタイのサイトから発注した25種類を調べたところ、国内の43.6%、タイの77.8%が偽造品で、合わせても55.4%になることが分かった。

またファイザーの調査によると、中共国の偽造品製造現場の1つはゴミが散乱する不衛生な場所だった。製造過程でプリンターのインクを混ぜて正規品の色に似せていた作業場も確認したという。同社は「流通経路での品質管理にも問題がある」とも指摘し、ホームページで現場の写真を公開するなどしている。

引用元: 産経Biz ネット販売のED治療薬「4割はニセ物」ゴミ溜めで製造、インクで着色…死の危険性も

ED治療薬に関心のある方や当院の患者さんには十分認知されている事実だが、病院以外で入手するED治療薬は100%ニセモノだと思って ほぼ間違いない
最近では、あえてED治療薬を名乗らずに漢方薬(韓方薬)だと称するモノも多く見受けられる

ノリで購入してみたものの不安になって当院に持ち込んで確認を願う方は少なくない

服用前に持ち込まれたなら「懸命な判断である」と安心できるが、下にあるように服用してしまった後では取り返しの付かない場合もある

 死の危険性も

偽造品が蔓延する背景には、ED治療薬の市場拡大への期待がある。バイアグラの全世界での2015年の売上高は17億800万ドル(前年比1%増)。日本国内の動向についてファイザーの広報担当者は「シニア層となる『団塊の世代』はライフスタイルも若々しく、市場はこれからも広がる可能性がある」と話す。

偽造品には、様々な成分が混入されているケースが多く、ほとんど有効成分が含まれていないものもあるとされる。また有効成分が多すぎると、頭痛やほてり、胃腸不良などの副作用が強く出る可能性もあるという。

実際、各社の相談窓口にはネット購入した治療薬の服用者から「胸を圧迫されるような感じがし、首や背中に鈍痛が走るようになった」「服用を続けていたところ健康診断で不整脈が出た」などの相談が寄せられている。

昭和大学藤が丘病院泌尿器科の佐々木春明教授は「これまで見つかった偽造品には、血糖降下剤を含むものもあった。糖尿病ではない人が服用して、低血糖による意識障害や死につながった事例も海外で報告されている」と指摘する。

引用元: 産経Biz ネット販売のED治療薬「4割はニセ物」ゴミ溜めで製造、インクで着色…死の危険性も

2014年には「緑S減肥カプセル」という中共国の痩せ薬による死亡事件が起こり、世間を騒がせたのは記憶に新しいが、その死因も上記で指摘されている血糖降下剤と抗うつ剤であった

推測にはなるが、偽造バイアグラを製造していた者達は偽造のダイエット薬をも製造していたのではないか
かさ増しをするために手元にあった適当な薬品をなんとなく混ぜ込んだのであろう

偽造薬とはそのレベルで製造されるシロモノなのである

EDの原因

佐々木教授は「中高年のEDの場合、ほとんどが動脈硬化により陰茎に達する血液が不十分になることが原因」と解説。ED治療薬の効果がなかなか表れない人は動脈硬化の進行が疑われ、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞のリスクも抱えている。「糖尿病や高血圧、脂質異常症、メタボリック症候群などの疾患を詳しく調べる必要もある」という。

医師の診断抜きでネット購入した偽造品を服用した場合、効果が期待できないばかりか、隠れた病気を悪化させる恐れもある。

若い人の場合、EDはほとんどが心因性、つまり「気持ちの問題」とされるだけに、佐々木教授は「偽造品で期待した効果が得られなければ、さらに落ち込み、自信をなくす負の連鎖に陥る」と危惧している。

レビトラを製造販売するバイエル薬品の井上智子偽薬対策担当部長は「健康被害の危険性はもとより、偽薬品の販売利益は反社会的組織の資金源となっている可能性もある。確実に、安心してED治療していくためにも医療機関を受診してほしい」と訴えている。

引用元: 産経Biz ネット販売のED治療薬「4割はニセ物」ゴミ溜めで製造、インクで着色…死の危険性も

このページを開いたあなたは きっとED治療薬に大きな関心があるに違いない
そこで医薬品の個人輸入について言及したい

日本で医薬品の個人輸入が注目されたのは1990年代、FDA(アメリカ食品医薬品局)が次々とガン治療の新薬を認可していたにも関わらず、厚生省は認可に慎重であった
週刊誌などが「製薬メーカーと厚生省のドス黒い癒着」などと陰謀説を流布したため、藁をも掴む思いで「新薬を治療に使いたい」という末期の患者さんが急増した
一部のドクターはそういった患者さんの願いを受け、リスク(患者さんのリクス=全額自己負担と効果の真偽、ドクターのリスク=医局や医師会からの異端児扱い)を承知の上でそういった新薬を個人輸入して使用した
結論としては一部の患者さんには明確な延命効果が見られたが、リスクに見合った結果は出せなかったため、リスクを負ってまで医師が個人輸入する意味はないということに現在ではなっている

しかし、当時の個人輸入と現在の個人輸入では大きく違う点がある
当時は日本の医師が海外のドクター(上記の場合は、主に新薬の臨床を行ったドクター)に患者のカルテや状況を説明し、その新薬による症状改善が期待できるかどうかのカンファレンスを行ってからの導入であったのに対し、現在の個人輸入は輸入車の自己責任に依存し、業者が海外の販売者との仲介をしているに過ぎないのである

もし手元に得体の知れないED治療薬やそれに準ずる効果を謳う漢方薬(韓方薬)、サプリメントなどがあるのなら今スグ捨ててしまいなさい
たった5分の診療を惜しみ、わずか数百円の差額を惜しんで正体不明な薬物を入手したことを悔やみつつ、今現在体調を崩していない奇跡に感謝し、早々に当院に来院いただきたい