【厳選記事 日刊サイゾー】横流しされた胎盤を鍋で煮て……中国闇プラセンタ工場が摘発!

ようやく世間一般にもヒト以外の動物プラセンタが人体に無意味であることが浸透し始めた矢先に、ヒトプラセンタ闇工場というニュース

これは皮肉ではなく、本意から「さすがは中共国」と言うべき事案である。
どうしても我々日本人は「メイド・イン・チャイナ」「中国製」と聞くと安価で低品質と見下してしまう傾向にあるが、それは前世紀の話し。
今では共産党の情報統制があるとは思えぬほどに最先端にいる。

だから悪さをする者たちも情報が早い。
まもなくヒト以外のプラセンタが売れなくなる日が近いことを2013年から見越していたのであろう。

 日本でも、ヒトの胎盤から生成された薬品、いわゆる「ヒトプラセンタ」が、美容クリニックなどでアンチエイジングを目的に処方されている。
一方、中国でもヒト由来のプラセンタの取引は法律で厳しく制限されているものの、古来より漢方薬として親しまれた歴史もあり、お上が厳しく取り締まるほど、闇市場での取引価格は高騰するというジレンマに陥っている。

そんな中、北京市内の住宅街でプラセンタを非合法に製造していた組織が摘発された。

「新京報」(5月23日付)によるとこの組織は、2013年ごろから住宅の地下室で違法に収集したヒト胎盤を加工し、プラセンタを製造していた。主犯格の女は、産婦人科医院の関係者から、分娩時に排出される胎盤を横流ししてもらっていたという。

警察の調べによって明らかとなった彼らの“製造工程”も、ずさんそのものだった。

鍋で茹でたヒトの胎盤(ヒトプラセンタ)を加工作業の後に、カプセルに詰めている

まず、手に入れた胎盤を手作業で水洗いし、熱湯で約8分間ゆでた後、調理用のまな板と包丁を使って胎盤を細かく刻む。さらに鍋で煮込んで着色料で色を整え、カプセルに詰めて、ネットなどで販売していたのだ。

どれだけ先見の明があっても、あまりにずさん過ぎる製造レベルには開いた口も塞がらないが、他のソースによると主な購入者は北京人ではなく上海人だったようで、リピート購入者や口コミのよるネット販売で高い人気を誇っていたそうだ。

すでに上海では動物プラセンタはジャーター(偽物)と呼ばれ、輸出用(主に日本向け)にラベルと張り替えているといったニュースまであった。

またアジア諸国は日本に比べると注射器の入手が容易なため、このカプセルを割って中身を自己注射しているというツワモノまでいるとのことだ。

 特筆するべきは、その利幅の大きさだ。この組織は病院からひとつ400元(約6,400円)で買い取った胎盤から、約110錠のプラセンタを製造していた。これは卸値にすると、1,344元(約2万1,500円)に相当するという。つまり、仕入れた胎盤に素人料理のような加工を加えただけで、仕入れ値の3倍以上で販売していたというわけだ。

警察はこの組織が毎月10万元(約160万円)以上の利益を得ていたとみている。組織が原料として使用したヒト胎盤の中には、肝炎や梅毒、エイズウイルスに感染していたものがあった可能性も否定できないという。

また、体の一部である胎盤が横流しされ、知らないところで消費される女性の側からしても、気持ちのいい話ではないだろう。

出典:日刊サイゾー 2017/06/01

こういったニュースによってプラセンタ製品の誇大広告への盲信がなくなることを切に願うばかりである。