効果と副作用について 上

副作用は本当に「怖い」もの?

副作用という言葉に必要以上に敏感な方がいるので、少し脱線したお話から始めたいと思う

オーガニックとは1992年に農林水産省が有機野菜の定義を決め、2000年の日本農林規格 (JAS)が改正で有機野菜を原料にした食品にオーガニックJAS」「有機JAS」といったブランドマークを与える法整備をしたことからブームが始まったものだ

これによって、国内において「オーガニック」「有機栽培」との表記に罰則を設けられたのは食品のみとなる

つまり、食品ではない商品に付いている「オーガニック○○(例:化粧品)」 という名は安全性の証明などではなく 「機動戦士ガンダム」の「機動戦士」に当たるキャッチコピーでしかないのである

食品の場合、国が食品添加物として表記を義務付けているものを一つでも含んでいなければ無添加と宣伝している場合が多い
例えば「砂糖不使用」など

化粧品の場合、国が表示指定成分としていた成分を含んでいなければ無添加と宣伝していた
過去形なのは法改正されたからである

現在、化粧品には全成分表示義務があり、以前のような誇張表現ができなくなっている

しかしながら、医薬部外品には全成分表示義務は科せられていないのが現状だ
医薬部外品と化粧品の違いは医薬成分が入っているかいないかの違いのみとなる

簡単に言えば、ある化粧水にビタミンEを加えると医薬部外品として売り出せるというカラクリである
近年、コスメ業界に医薬部外品が増えているのは全成分表示逃れのためだと指摘されている

言うなれば、無添加の医薬部外品とは「表示指定成分は含まれてませんが、それ以外は含んでます」という意味と捉えて良い

冷静に考えれば…

例えば、資生堂タケダ薬品といった大企業が製造してる商品に、今まで聞いたこともないような社名の商品が勝ることなんてありえるのだろうか?

結論から言えばNo(ノー)と言わざるをえない

先に例を上げた資生堂を見てみよう

資生堂は144年前に創業し、当初より化粧品一筋の老舗企業で、現在の資本金は645億円となっている
連結決算における年商7,776億円もの売上のうち、147億円もの大金が研究開発費に回されている

老舗の優良企業一流の研究室で、一流の薬剤師や研究者147億円を使って開発してる物より、町工場レベルの商品が優れてる可能性は皆無と言っても過言ではないのではないだろうか

仮に自分が優秀な薬剤師や研究者であればどうであるかと考えても良い
147億円もの大金を惜しみなく研究開発費に回せる企業と資本金1,000以下で町工場程度の設備しかない企業、どっちに就職したいだろうか?

それでもついつい…

人はついつい誇大広告タレントさんを起用したCMに惑わされてしまいがちである

好きな芸能人がCMに出てるからといってその芸能人がその商品を愛用してるわけではない

某軽自動車のCMに出ている浜崎あゆみさんがその商品に乗っているであろうか、運転手付きの高級外車の後部座席に乗っていることは容易に想像できるではないか

昨今ではステルス・マーケティングと言われる手法も増えている

大々的な広告をするのではなく、ブログやツイッター、インスタグラムと言ったSNS上で芸能人としてではなく個人として愛用しているかのように装う宣伝広告手法である
もっとも有名なのは2012年に中堅芸能人の多くが加担していたペニー・オークション詐欺事件である

めまぐるしい芸能ニュースの一部としてワイドショーくらいしか取り上げなかった案件だが、忘れてはならない教訓だと我々は思っている

だからこそ当院は

一人でも多くの方が正しい知識を身につけ、正しい選択肢の一つとして改めて医療を見直してもらえたらと願っている

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