【特選記事 週刊実話】女性を悦ばせる言葉責め

週刊実話2017年7月20日号いったいどのくらいの患者さんがこのコラムを覗いてくださっているのか皆目見当もつかないが、当院ではGoogleニュースで「ED」「バイアグラ」「シアリス」「レビトラ」「AGA」「ザガーロ」「メタボ」「サノレックス」「若返り」「アンチエイジング」「プラセンタ」などのキーワードにアラートをかけている。

これらのキーワードに該当する記事を院内の全員でシェアしているのだが、特に人気なのが週刊実話の「死ぬまで現役」シリーズだ。
様々な方がリレーのように執筆されているシリーズなのだが、性医学の権威と名高い志賀貢先生の記事は毎回面白いのでここに転載させていただいている。

ED治療薬もそうだが、性に関する知識というのは誰もが興味があるはずなのに真剣に学ぶことをためらってしまうジャンルである。
そこを医学博士として人目をはばかることなく堂々と研究し、発表してくれる志賀貢先生には脱帽せざるを得ない。

今回の記事も思わずニヤっとしてしまう内容なので、一人こっそりと読んでいただきたいと思う。

 「セックスを楽しめる男性は、何歳になっても元気なんです。では、“楽しむ”とは何か。それは女性を悦ばせることに他なりません」
こう語るのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

中高年がセックスという行為に向き合った時、まず、「勃起力」や「性欲」といった問題に直面する。言い換えれば、しっかりと勃起すれば、セックスは楽しめると考えているのだ。
「その考えが間違いなのです。男性は本能的に自分の好きな女性が悦んでくれることで、勃起力も性欲も高まってくるもの。考え方の順序が逆なんですね」

つまり、勃起してから女を悦ばすのではない。女を悦ばせてから勃起するのだ。
いくつになっても現役の男性ほど、この順序をよく心得ているという。

では、女を悦ばせるにはどうすればよいのか。
「絶頂に導くテクニックや体位を知ることも大切ですが、中高年男性の場合、女性の心理を突いた性戯を磨くべきです」

女を悦ばせるテクニックや体位の情報は巷に溢れているが、女心をくすぐる性戯はさほど知られていない。
例えば、間を置く言葉責め。そのやり方は様々だが、肝心なのは“間”を置くことだという。
「セックス中の言葉責めは基本的に低い声を出すこと。女性は男性の低い声に男性ホルモン=男らしさを感じますからね。そして、ゆっくりと囁くように語りかける。言葉も矢継ぎ早に話さないほうがいい。『すごく濡れているね』と発したなら、しばらく無言で相手の反応を伺うんです」

むろん、彼女のほうが「言わないで、恥ずかしい」と返してきても、すぐには返答しない。
「あえて静寂の時間を作ることで、女性は次の言葉を待つと同時に、気持ちが性的快楽に溶け込んでいくのです」

これは一種の心理学だ。
「講演会などで聴衆がざわついている時、不慣れな話し手は、自分の話を聞いてもらいたくて、つい大きな声を出してしまうんです。でも、これは逆効果。話し手が黙ってしまうと、聴衆は『ん?』と耳を傾けようとするんです」

中高年男性となれば、こうした心理的に女を悦ばせるテクも身に付けたいところ。また、女性の意識を集中させる技としては、「体の一部を褒める」ことだという。
「女性は『可愛いね』とか『綺麗ですね』と言った漠然とした言葉はあまり信用しないのです。ところが、『耳がすごく可愛い』『鎖骨が色っぽい』というように、どこか体の一部を褒められると、ソコを意識してしまう。男性に体の隅々まで鑑賞されているような羞恥的快楽も覚えるのです」

同じ褒め言葉でも、こうも女性の受け取り方が違ってくるのだ。そして、心理的に快感も高まってくれば、自然と肉体的にも感じやすくなる。
「女性が淫らになってくれば、男性も自分に自信がつくと同時に、いい意味でリラックスするんです。お互い楽しんでいる、という気持ちが高まり、勃起力や性欲も沸き上がってくる」

気付くとセックスを文字通り、楽しんでいるのだ。
ED解消は大事だが、それは後の問題。まずは女性を悦ばせ、セックスを楽しむことから始めよう。

出典: 週刊実話2017年7月20日号