【厳選記事 週刊SPA!】EDに栄養ドリンクやエナジードリンクは効果がない!?

EDに栄養ドリンクやエナジードリンクは効果がない!?

週刊SPA!2017年4月25日号連休前に非常に面白い記事を見つけたので紹介したい

たしかに疲労はEDの大敵である
ED初心者が陥りやすいミスとして「精力」「滋養強壮」という抽象的な表現に過度な期待をしてしまって「疲労回復=性欲回復」「疲労回復=ED克服」と錯覚して、あまり意味のないものに大枚を浪費してしまうことだ

 

40歳以上の約6割がEDを実感している

男性は40~50代になると、「最近、めっきり、アッチの方の元気がなくなってきた」ということがあるだろう。

性欲もあるし、まだまだ頑張りたいが、20代の頃のようにはいかない。
製薬会社のファイザーが行った日本の20歳以上の成人男性を対象にした性生活や勃起機能に関するアンケート結果によれば、40歳以上の約6割がED(性機能の低下)を実感したことがあるという。

そうなると、とりあえず身近なところで、エナジードリンクや栄養ドリンクを試してみたくなるが、では、どんなドリンクを飲めばいいのだろうか。

医学・工学博士でNPO法人遺伝子栄養学研究所理事長の松永政司氏に話をうかがった。

松永政司博士はこの記事で紹介されている肩書の他に京都大学の工学博士でもあり、昭和大学の医学博士でもある研究畑で多くの功績を残している人物で、医療分野では栄養学研究の第一人者として高名だ

特に鮭の白子DNAやビール酵母RNAといった「核酸」の人体への影響や効果の研究では世界的な権威なので、今回に記事は医学的・科学的にも信憑性の高い記事であることを知った上で読み進めてもらいたい

男性機能が衰えてきたら必要な成分は?

男性機能とは一言で言うと、海綿体に血液が流れるかどうかで決まります。
血管が収縮していると、当然ながら血液が流れ込まないので勃起しません。血管が拡張し、血液が海綿体に流れ込むことにより勃起するのです。

松永政司氏
医学・工学博士
NPO法人遺伝子栄養学研究所理事長

男性機能に血液を流すかどうかを決めているのは、cGMP(環状GMP)という物質ですが、この物質を増やしてあげれば、血管が拡張して勃起することになります。

-ではどうしたらこの環状GMPを増やすことができるのでしょうか?

それは、栄養学的に言うとまずはアルギニンを摂取することです。アルギニンは、例えば魚の白子中のプロタミンと呼ばれるタンパク質に豊富に含まれているアミノ酸です。

しかし、アルギニンだけでは環状GMPは作られないため勃起はしません。
もう一つ必要なのが、核酸成分の一つであるGTP(グアノシン三リン酸)です。
簡単に説明すると、アルギニンがNO(一酸化窒素)を産生し、このNOがGTPを環状GMPに変えるのです。

ですので、白子の核タンパク(DNAとプロタミンの複合体)には核酸とアルギニンが多く、男性機能の回復には格好の食べ物です。
核酸を含んだ栄養ドリンク・エナジードリンクはまだ開発されていませんので、今後の製品化が期待されます。

バイアグラをはじめ、シアリス、レビトラといったED治療薬の薬理を説明する際に必ず出てくるcGMP(環状GMP)やGTP(グアノシン三リン酸)、NO(一酸化窒素)という専門用語だが、ときおり患者さんから難解だとの意見をもらうことがある

松永博士は端的かつ非常に分かりやすく説明してくれている

途中で元気がなくなってしまうのはなぜ?

余談ですが、男性機能の回復には、もう一つのハードル、いわゆる「中折れ」があります。

これを引き起こしているのが、環状GMPを壊すPDE5という酵素です。
射精などで性的興奮が収まると萎えるのは、この酵素の働きによるのですが、途中で元気がなくなってしまうのもそのせいです。

そこで登場したのがバイアグラなどのED治療薬です。

ED治療薬はこの酵素の働きを抑えるので、環状GMPが壊れず、勃起したままになるのです。
ED治療薬を使用した人で、射精しても萎えずに元気なままという経験があるかもしれませんが、それは、このPDE5の働きが抑制されえいるためです。

核酸とアルギニンは男性機能を元気にはしますが、いつまでも持続させる機能までも持っているわけではありません。
今のところ栄養素でこの酵素の働きをコントロールできたとの報告はないようです。

引用元: 週刊SPA! EDに栄養ドリンクやエナジードリンクは効果がない!?

お分かりいただけただろうか?

残念ながら栄養ドリンクやエナジードリンクがEDに与える影響は皆無であり、自然界に存在する栄養素では治療薬のような明確な効果を表すことはないのだ

EDの自覚があるのであれば、ムダな浪費をせず病院に相談するのが最も正しい選択肢だということである